2010年3月29日月曜日

American Individualism.



(メキシコ日記、まだまだつづくけど。)

スタバでもどこでも、アメリカのコーヒーショップはラテとか、
ミルク入ってない、アメリカンとか注文すると、必ず

"Do you want room for milk and sugar?"

って、
どこまでコーヒーを注げばいいかを聞かれる。

日本だとミルク入れたくっても、決まってたっぷり
注がれて出されるから、まず濃いコーヒーを少し飲んでから
でないと、ミルク入れたくっても入れられない。

単純にアメリカのがコーヒーを飲む習慣が定着していて、
それ故の気遣いとしても見れるかも知れないけど、つったって、
日本でもコーヒー、アメリカンやエスプレッソやらと、種類が
豊富になってきたのは最近かも知れないけど、どこの喫茶店行ってもあるし。

このアメリカのカフェにおける、コーヒーに
ミルク入れるかどうかって問いは、

「アナタはどうやってコーヒーを飲みますか?」
「アナタは自分なりのコーヒーの飲み方がありますか?」

って問いかけているのだと思う。

そしてコーヒーの飲み方にしても、私の好み、
私の飲み方ってのがみんなあるのを、
想定すると共に、自分のスタイルみたいなのを確定して
持つことを促し、称賛する文化;個人主義の表れのように思う。

コーヒーに入れるミルクが置いてあるカウンターには、
普通の牛乳に、低脂肪乳、無脂肪乳(Non-fat milk、、、どう処理され
加工されてるのか、想像したくもない)、豆乳、生クリームと、
何種類ものミルクに、

砂糖も普通の砂糖に、黒糖、パルスイートみたいなん、

他にもバニラパウダーやシナモン、、、

「自分流」のコーヒーを作って下さいなって言ってる感じじゃない。

こうやって考えてみると、コーヒーをカスタマイズする
カウンターがあるのって、スタバぐらいじゃない、日本って。

ドトールとか他のコーヒーショップは、せいぜい砂糖と
クリームぐらいでしょ、置いてあるの。

最近はラテとかにキャラメルソースかけるの流行るように
なってきたけど、シロップやショット追加したりする文化も、
日本だとスタバとかぐらいな気が。

ってどっち道、シアトル発祥のスターバックスが先駆けなのだけど。


"small talk"いちばん近いのは、井戸端会議なのかもだけど、
タクシーのうんちゃんや、喫煙所で一服している人同士と
交わされるコミュニケーションのことを表す言葉。

特徴なのは、知人との会話でもあるけど、たいていの場合は
他人や、あまり知らない人同士で交わされるってのと、
THE他愛ない(会話)内容。

カフェでミルク入れるかどうか聞かれるのは、
small talkの文化、積極的に言葉を交わすことを重要とする
文化の表れでもあるのかも知れないけど。

スタバとかで、超早口で呪文みたいに

"non-fat, double shot, hazelnut latte to go"

みたいに注文してる人を見ては、アメリカンなカッコよさを
感じてたのは、そのすらすらとめんどくさい注文が
言えちゃうところに、my mornings have to start with this毎朝
同じのを同じ場所で同じように注文してるの、私の朝はコレで決まる、
コレが私を作っているの、私のflavor好みはコレ、みたいな
意識の表れのように感じているからだろうな。

ペーパー書かなくっちゃいけないってのに、
コーヒー注文して聞かれた一言からぐだぐだと考え事。

明日の政治学の授業のために、アメリカ文学勉強しています。
高校時代以来です。楽しいー。

読んでいて感じるのが、本当に社会主義を「悪」だと思っている文化なのだなーと。

Moby Dick書いた、Herman Melvilleの"Billy Bud"って作品を読んでいるのだけど。

Billyって青年のBellipotentって船での人との出会いや葛藤を描いた作品。

「船」は覇権的な社会や、法;国家の記号として働いていて、
"Billy"はそれに立ち向かっていく、「個人」を象徴しているの。

Self vs. Societyって言う、超アメリカンな二項対立。
ほんと好きだよねー!

面白い思ったのが、そのBillyと一緒に船に乗り合わせている他の船乗りと、
Billyとの間には、信頼関係っつーか、友好的な関係が築かれないこと。

船と、船の掟や、船長には不満を感じるし、
周りのヤツらは信用出来ないって状況にいるBilly。

同じ船乗りって身で、同じ階層の者同士、ほら、
プロレタリアート文学代表、小林多喜二の『蟹工船』みたいに
集って、対抗するパターンには、ならないんだな。

ま逆で、船乗り同士、お互いのこと全然、信用してなくって、
絶対お前ワルだろ!どうせ裏切るんだろ!ってなぐらいに思ってて。

アメリカの個人主義って、社会主義への恐怖心からってのも、
あるのかなーなんて。

2010年3月28日日曜日

La Casa Azul



メキシコ最後の日は、メキシコ・シティへ戻り、
一人で観光。

なんとなんと、エイリーがタスコでダウンになったのです。
ベジタリアンなのだけど、注文した煮込みタコス的な何かに
ハムが入ってて。

人が食べれないモノではないから(ハム)、よけて食べたら
大丈夫かなー言って、タコス食べて。

そのあとバー行って、あんなが踊り狂ってる最中、
エイリー完全にダウン。

なのでエイリーがホステルで休憩中、
Frida Kahloの美術館に行ってきました。


La Casa Azul、「青い家」って、そのまんまな名前の美術館。

名前は知ってたけど、初めて生でKahloの作品を観たのは、
去年の12月@NYのMoMAにてだと思う。

Kahloの作品、好きかどうかは分かんないけど、
とりあえず、あんなにパワフルな絵を観たのは初めてだと思う。

すごいんだな。
"Alice in Wonderland"とか読んで感じる、
すげえトリッピー!な、すごさとは、また少し違うんの。

上手く表現出来ないけど、「生命」の底力みたいな、
大自然に対して感じるようなすごさを、Kahloの作品にも感じた。

Kahloの見てた世界って、どんなんだったんだろう、


Kahloには、この花はどう見えてたんだろうって
思っちゃうほど、すごいの。豊かなの。

"Still life"(静物画?)って表記されていても、
どこが"still"なんだし!ってツッコミたくなるほど、

観てれば観ているほど、Kahloの作品って動いていて、
語りかけてきているようなんだな。

美術館にはKahloが実際に使ってたパレットや、
車いすが、実際に身にしていたギブスや包帯まで。
見ごたえあったー。

美術館を観終わった後は、気の向くまま、
お腹の向くまま、てくてく歩きまわり。

レストランとか行って、あんながお肉入ってる何かを
注文しても、同じ調理器具使って、あんなが家でお肉
使った料理しても、大丈夫だから、普段は全然
気をつけなくても大丈夫なのだけど。

さすがに、(新宿やらにある)トルコや中東の屋台で
見かけるようなお肉のかたまりが大きな串に巻いてあるのを
くるくる切りながら、タコスとかに挟んで出している、
お腹空いてなくても食欲をそそる匂いを放っている、
明らかにベジタリアンオプションなんてなかろう道端の
屋台とかで、食べよう!とは言えず。

なので、ずーっと旅行中、そう言ったスタンドを見かけるたびに、
うう、絶対美味しいんだろうな、思ってた屋台のタコスを食べに。


(ぱっと見)東洋人の女の旅行者が一人で来るのは
めずらしいのか、ここ座って良い?みたいに聞くと、少し
びっくりして見られる。
隣りに座っていたお父さんと座っていた男の子にガン見される。笑


5分もたたないうちに出来たて熱々のタコスが目の前に。

ジューシーなお肉に、玉ねぎのみじん切り、香菜、サルサ。
ライムもたっぷり絞って。

超シンプルな組み合わせなんだけど、もう、今こうやって
書きながら思い出すだけでも、よだれが出てきそうなる、
たぶんメキシコ滞在中に食べたものでいちばん美味しかった。

美味しすぎて、5分で出てきたタコスを2分で食べ、
追加注文。笑

タコス作ってるおっちゃん、待ってました!と言わんばかりに、
得意げな笑みを浮かべながら
追加のタコスをぺたぺたっと鉄板に乗せ。

隣りの親子のお父さんにもうまいよな!って微笑まれ。
ソース付いてるよって小さい男の子にナプキン渡される。笑

タコス2個@80円×2で完全に満たされ、
メキシコ・シティ散策を続行。

やっぱり最後もコレでしょう思い、生演奏やってる野外バーへ。


注文したのはMargarita Jamaica、ハイビスカスのマルガリータ。

唐辛子と塩がふちについているグラス。
ライム絞って、飲む。

いやあ、一人バー初体験がメキシコでとか、なんだろう、
どうでもいいけど、また無駄にすげえな言われたり、
苦笑されたりするのだろうな。笑

おばあちゃんや色んな人に絵ハガキ書いてたら、
バーのお兄ちゃんがおつまみくれる。Gracias!

エイリーが寝ているホステルに戻り、
タクシーで空港に行って、空港で他のアメリカの大学生の
旅行者たちとベンチで夜を明かして、アメリカに戻る。

あんなはベンチで爆睡。
後からよく寝てたよね?ってエイリーに聞かれる。

あんなは何でも食べるし、どこでも(いつでも)寝るって
印象を植え付けたであろうメキシコ旅行。

大学の就職課から毎週届くメールマガジンに癒されるー。

Taxco



オアハカの次は世界でいちばん大きな銀山のある、
小さな小さな街、Taxcoタスコです。

メキシコ・シティからバスで2時間半ほど。



家や建物が白い壁に、赤い屋根。
雰囲気は内陸にある地中海。みたいな。

(あんなは地中海行ったことないよ;ギリシアや
南イタリア行ったことあるエイリー談です。)


細い石で出来た道ばっかの、小さな小さな、
かわいらしいタスコ。

この道は辿ってったら、お花が咲いてました。いやあ可愛い。



街はシルバー・アクセサリーのお店がたくさん。
人口の95%の人が、その業界で働いているとか。

(で、残りの5%は、バーをやってるのさーって、バーの
おっちゃんが教えてくれました。)

(そのおっちゃんに、サルサ教えて!って言って、
踊りまくってたらユー日本人じゃねえ、ラテン系だ!言われた。)

WHOLE SALEで、卸売りしているところもたくさん。
世界中のシルバーアクセサリー関係のお仕事してる
人にとってのメッカみたい。


コレは実際に、アクセサリーを作っているところ。
お店の人に見れるの?見たい!言って、特別に見せてもらいました。

あんなもブレスレットとネックレスを購入。

メキシコのカトリックの象徴とも言える、Our Lady of Guadalupeの
ペンダントが欲しいなぁ思ってたけど、気に入るのが見つからず。


ずっと移動したりと、忙しく過ごしてたからタスコでの
一日はゆっくりと、歩いて、ビール飲んで
過ごして、非日常を楽しんで。

(ビールは毎日飲んでたけど。メキシコの太陽の下で飲む味は最高。)

「外国」にいるって気分がするよねぇってエイリーと話し、
いつの間にかアメリカは「外国」ではなくなってたことに気付き。

自分がどこか場所や空間を、異・国;異文化と感じるのは
何がきっかけでなのだろうと考え。

見慣れない風景、自分の「当たり前」が「当たり前」でない時、、、

メキシコで異文化圏にいるんだなぁと感じたのは、言葉が
通じなかったってのが大きい。

だとしたら、言葉が通じて、理解出来るアメリカは、
どうして「外国」だったのだろう、いつごろから「外国」で
なくなったのだろう、なんて考え。

日本語(を理解し、語る)力が衰えてきているのを
実感している最近、また日本に戻った時、また日本で
カルチャー・ショック感じるのかなぁと。

にしても、「言葉」って側面だけ見ると(他の面でもかも
知れないけど)、日本って国は、本当に理解するのが
難しい文化だなぁと。

語りの言葉は、漢字とひらがなとカタカナがあって、
異文化のモノはずっとカタカナのままで表わされて、

でも語りの言葉なんて、そんなに重要じゃなくって、
実際の語られる言葉より、何が語られないかが重要な文化で。


そういえば、タスコに行く際にはタクシー乗ってみて。
この可愛らしい白のVWビートル。

ぼっこぼこの石の道の、
信号機のない、
坂道だらけのタスコの街を運転するの、すごいよ。

運転免許取ってたとしても、絶対タスコの街で運転する
ことは初めて運転するのと同じぐらい難しい体験だと思う。

Monte Alban, Oaxaca



オアハカ2日目は、メソアメリカ文明の遺跡、モンテ・アルバンへ。

オアハカの中心街からバスで30分ほど、山を登っていきます。

(Monteモンテ、山の上にあるの。)


「天にいちばん近い場所」として知られていたとか。

ほんと、神様に色々捧げるのに、神様の力・存在を感じるのに
絶好のスポットだなー感じた。

あ、テオティワカンも、ピラミッドとして表わされているけど、
どっちもお墓ではないです(エジプトみたいに)。

どっちもお寺;お祈り・礼拝の場所みたいな感じ。

山の上で見晴らしは良いし、広々としていて、何より人が
少なくって静かで、エイリーとボーっと2時間ぐらい過ごし。


モンテ・アルバンのミニチュアや麦わら帽子を
売ってこようとするおっちゃんたちが、
あんなたちが休憩していた木(陰)の近くに生えてた
植物から、何かをもぎ取って食べてるのを見て、気になり、
見に行ったら食べるか?ってあんなにもくれた。

(エイリーはそれを見ながらマジで何でも
食べちゃダメだよ!って軽く引いてました。)

食感は金柑のあとに、ザクロのつぶつぶが来る感じ。
味は何だろう、すっぱ甘い梨みたいな。
名前は忘れちゃった。

午後は再び、前の日とは違った、街のエリアを散策。



市場でバッタも食べてみました。
にんにくと唐辛子と揚げてあるのみたいなん。
クリスピー。

エイリーにお肉じゃないべ?って食べてみなよー言っても、
肉じゃなくっても食べないよ言われ。


夜は中庭っぽい感じになってるレストランで、
写真撮らなかったけど、Fajitaファヒータ的な何かを注文。

(と、モヒートも。)

巻く具の一つは、サボテンのグリル!
食感はヨーグルトに入ってるアロエみたいな感じ。
ってサボテンとアロエって、似てるもんね。兄弟とかだろうね。
味も、特に独特の濃い味はなく。ズッキーニみたいな。


半オープンカフェみたいな感じになってるレストランだったんだけど、
路上でビーズのネックレスやら、色々売ろうとして来る
子どもたちが超自由に、レストランの中に入って来るんだよね。

で、テーブル一つずつ回るの、買わないか買わないかって。

店員はそれを見て、追い出すのだろうか?思ったら、
全然ほったらかしどころか、子どもたち、疲れたらバーに
行って水ちょーだい言って、普通に水もらって、
レストランの隅っこで休憩してた、、、

自由ってか、寛容だなぁと。

その日の夜も、前の夜訪れたバーへ。

今度はメキシコ・シティで知り合ったフランス人と
カナダ人3人組みと!

一人のリヨン出身者は世界一周の旅スタートしたの、
日本で、も一人のリヨン出身の世界一周人は
終わりが日本なんだって。8月に来るとか!

メスカルって言う、テキーラより強いお酒のショットに挑戦!
一気に飲んで、塩舐めて、ライムかじって。
3杯目ぐらいで一気に熱くなる。

そのあと瓶ビール2本ほど飲んで、
ホステルに戻り、就寝。

書いてたらビール飲みたくなったわ。

そういえば、この前納豆巻きを作りました。

エイリーもマリーも気に入り、一口食べて
終わ(ってくれ)るかと思ったら、次々と食べられ。

日本人でも臭いって言って食べない人もいるから、
好きじゃないと思うよ、、、言っても、エイリーはベジタリアンで、
Natto納豆のことをfermented soy beans大豆を発酵
させたのだよって言うと、大豆ってだけで(分かんないけど笑)、
テンション上がり、食べてみたーい♥って。

負けじとマリーも、アタシも試す!って。

けっきょくマリーお気に入り。
まだ納豆のパック残ってる言ったら良かった!って。

やっぱり気に入られて嬉しい、愛国心じゃないけど、
愛<日本料理の中でも納豆>心。

(愛国心なんだろうなぁ、怖いなぁ)

あんなは東京に戻ったらいくらでも食べられるから、
また食べさせてあげたいなー思うも、
もう一度、熱々のご飯と食べたいんだよなー思ったりと。

2010年3月26日金曜日

Oaxaca



メキシコ3日目。

早朝6時前に到着、とりあえず大きなバックパックを
置きに、ホステルへ。


オアハカで二泊した、Paulina Youth Hostel。
シャワーとかもとてもキレイで、白い作りがステキだった。
朝ご飯をいただくラウンジスペースの横が中庭に
なっていて、とても開放的で。

6人部屋でトイレ・シャワー共同、
生フルーツとHuevos Rancherosって言う、
トルティーヤに卵をぶっかけて、焼いた、
メキシコのポピュラーな朝ご飯・卵料理が付いて、
メキシコ・シティで滞在したホステルと同じぐらいの150ペソほど。

メキシコ料理で、Mole Negroモレ・ネグロっていう、
鶏肉とかを煮込む、主にカカオと、何種類ものスパイスを組み合わせた
黒いソースがあるのだけど、オアハカが発祥の地なの。

そんなワケで、オアハカはモレ・ネグロやチョコレートの
お店が街のいたるところにあります。


エイリーとあんなも、着いてまずはチョコレート!ってことで、
Chocolate Mayordomoってチョコレート専門店へ。



お店でチョコを作ってるから、お店の中はチョコの
しあわせな匂いでいっぱい。


注文したホットチョコレート、一杯15ペソ(150円)!
暑い中でも、濃い味のホットチョコレート、美味しかった。

一緒に甘いパンがついてきます。
フランスでクロワッサンをカフェオレにつけて
食べるようにして、飲むのー。

まずは市街を歩きまわり。




道端で揚げてるチュロス。
でもディズニーランドのチュロスのが、クランチーで好きかも。笑


午後はオアハカ郊外にある、世界最大の木、Tule Treeトゥーレの木を見に。

collectivoって言って、道端で同じ方向に行く人たちと、
一緒にタクシーを乗って行くシステムがあるんだけど。

なんとココで日本人に遭遇。
30代の女性で、2年ほど世界を旅しているそう。
ターコイズのピアスして、黒髪(重要!)ふわふわパーマロングヘア、
ストール巻いて、『地球の歩き方:メキシコ』抱えて(『個人旅行主義』
シリーズではなかったのがちょい意外)、
モデル日本人※Bo(urgeois) Bo(hemian)。

※元はフランスのマーケティング用語で、
良い教育を受けていて(大卒以上)、受けることの出来る
余裕のある家柄出身でも、コンサバで(政治的にも文化的にも)保守派って
ワケではなく、海外旅行に行くって言ったらハワイやClub Medで
ビーチリゾートへ、ではなく、南米のエコツアーに行ったりする感じ。
高級ブランドを身に着けていても、「このバッグはシャネルのだけど
ママのお古なのー」、「アルマーニの革ジャンだけど、
ヴィンテージだからー」って語る感じ。添加物がなくって
野菜本来の味がしてオーガニック野菜は美味しいですかそうですか
オーガニック野菜を日常的に消費する余裕が
あって良かったですねな人たち。

(そしてあんなはバリバリ、BoBo人口に当てはまります。)

日本人女性、話してみるとオアハカでは日本人宿に滞在
していたそうで。
オアハカ、観光地っちゃぁ、観光地だけど、それほど海外からの
旅行者、ましてや日本人にとってポピュラーな旅先ではないだろう
思ってたから、まず日本人旅行者に遭遇しびっくり、
日本人宿まであることを知りびっくり。

エイリーと話していて、やっぱり、「英語ぺらぺらなんですね」言われ。
めんどくさいからアメリカの大学に通ってるんですよー答えて。

30分ほどしたら、タクシー到着?
世界でいちばん大きな木なのだから、ジャングル、
もしくは山の中に入っていくのかな思ってたら、ぜんぜん、
ふっつーーーの、お店や屋台が並んでいる、小さな街に到着。

Tule?って確認しても、うんちゃんSi Si言って、あっちの方に
行ったらみたいに指差すから、まぁ、とりあえず歩いてってみるかと
歩いてったら、もう、すぐ目の前に大きな木が。


どーんっと、教会の横に。

大きいってだけで、屋久杉を思い出す。
でも屋久杉のが、こう、ジャングルの中にあって、もっと神聖な
感じがしたなぁ、、、


トゥーレの木は、見物料払わなきゃだったし(50円ほどだけど)、なんか、
大きくって、わぁ、ってなって、よく保存されてきたなとは思っても、
屋久杉に感じられたような、神々しさはそれほど。

とりあえず見物し、周りの屋台をちょいちょい見て、
マンゴー買い食いしつつ、帰りのタクシーを待つ。

(30分ぐらい乗ってたけど、片道8ペソ、80円とか!)

オアハカの市街を更に歩きまわり。



夜は街の中心のZocaloゾカロ;広場を見下ろせる、
Casa de la Abuelaって小洒落たレストランへ。

オアハカはQuesoケソ;チーズでも有名で。
Queso Oaxacan、味はモッツァレラみたいで、とても美味しかった。


注文した、さぼてんの花とオアハカンチーズを挟んだ
Quesdaillaケサディヤ。うまし。



夜はまたまた音楽の生演奏やってる、ちっちゃなバーへ。

右の太鼓のおじさんがイケメンで(なんだって主観的なんだから)、
ガン見してたらビールおごってくれた♥

サルサ踊り出す客を見ているのが楽しかったんだけど、
一人、超、Theラテンマッチョな男性がいて、
日焼け、てかり、ピタTシャツ、ワックスでかためられた
髪の毛、、、マッチョさ具合にエイリーと二人で爆笑。

ココで飲んだモヒートがなつかしい。

2010年3月24日水曜日

Teotihuacan



宗教「っぽい」もんや、怪しいもん、が、ブームだった09年春ごろ。

今でも好きだし、いつまでもワクワクするテーマだと思う。

ワクワクって言ったら失礼に聞こえるかも知れないけど、

未来からの手紙、社会起業家、鼻から水を通すことや、パンチラ盗撮、
衣服や身の回りのモノ全てをむらさきで統一してみたり、毎日緑茶飲んだり、
美輪と江原のオーラの泉、室内では傘開かなかったり、
Wal-Martでは買い物しなかったり、、、

対象なんて、なんでもよくって、とにかく「無条件」に、何かを信じる心の強さ、
何かに一生懸命になることが、人を動かすんだよなぁって、
ところに、本当に感動を覚える。


かんかん照りのメキシコ2日目は、メキシコ・シティから
バスで2時間ほどの場所、テオティワカンにあるメソアメリカ文明の
遺跡、太陽のピラミッドへ行ってきました。

テオティワカンはパワースポットでもあります。

友達にパワースポットの伊勢神宮に(参与観察にとか、うざい
ヤツよねぇ)行ってみたい言ったら、

「むしろ、あんながパワースポットだから!」

言われたっけ。



白を着てると、太陽をもっと吸収するからだろうか、
運気が上がるらしく、白装束軍団がちらほら。

エイリー、「何かのカルトかと思った!」って。

まぁ、カルトと表わしても間違ってなくもない。

のちに書くけど、オアハカのモンテ・アルバンに比べて、
テオティワカンは人がいっぱい過ぎて、暑すぎて、
あんまりぼーっと、長居はせず、道端で生フルーツを買いに。
マンゴーオレンジパパイヤすいか。


メキシコでは道端で生フルーツ買う時、必ず
"picanto?"って、とうがらしをかけるか聞かれる。
見た目は一味唐辛子みたいな、パウダー状のとうがらしと、
それを水で延ばしたタバスコみたいなんの2タイプで。
メキシコではマンゴーでも何にでも、かけるみたい。

試さなかったけど、すいかに塩をかけるのとは、、、違うよねぇ。
とうがらし振ったって、甘さは別に増さないでしょう、、、


夜は再び市街のバーに行ったりして。

メキシコ・シティだけでなく、メキシコはどこも音楽の
生演奏があって、平日の(たぶん)普通の夜なのに、ってか、
普通の夜に、普通に音楽の生演奏があって、気軽に
こうやって音楽を楽しめるの、いいなぁ、と。

その後はホステルに戻り、0時発の夜行バスでオアハカへ移動!
最初はまぁ、(ぱっと見ね)海外旅行中の女の子2人、
夜行バスどうだろうって話してたんだけど、

メキシコの長距離バス、クオリティめちゃ高いし、
ぜんっぜん安全!

アメリカでは自由席なのだけど、席はちゃんと指定席だし、
ほとんど180度リクライニング出来て、
乗車時に好きなソフトドリンクくれるし、毛布レンタルまで。

ちなみにメキシコ・シティからオアハカまでの
距離450km(バスで6時間ほど)で、バスのお値段は418ペソ、4000円ほど。

次はメキシコでいちばん好きだった、オアハカだよぅー。

2010年3月23日火曜日

Ciudad de Mexico



メキシコ・シティだけでなく、ほんとメキシコ中で見かけたこの木。
未だに名前は知らない。

春休みのメキシコ行きを決めたのは、一緒に住んでいるスコットランド出身の
エイリーが行きたい行きたい言ってたのと、前にアイシユの先輩で
アメリカに留学していた先輩も、春休みを利用してメキシコに行って、
太陽のピラミッドを見てきたのを聞いていて。

あとは先学期履修していたクィア理論の授業で、チカーノ・チカーナ文化に
ついて勉強したので、やっぱりヒスパニックって、大きいマイノリティ
なのだなぁということを感じ、アメリカで消費されまくってるラテン系文化が
どこから来ているのかを、見れる機会があるなら見に行ってもいいなぁ思い。

なんてね、いちばんの行きたい思った理由は、

Spring Break=Mexico

という方程式が、とてもとても、アメリカの中産階級の
白人の(女子)大学生っぽい、ってところでしょう。

春休みから戻ってきて、ふふふんアナタ焼けたわねー休みは
どこで過ごしたのォーメキシコに行ってたのーあらステキーって会話に憧れて。

そんなミーハーな(同一化としての)欲望を満たすため。

さてさて、忘れないうちに書いていこう、メキシコ旅行記!

最初に観光したのはメキシコの首都、Ciudad de Mexicoメキシコ・シティ。
大きさは分からないけど、人口は東京と同じぐらいとかで、人いっぱい!

今月の4日に同性婚が認めらるようになったのもあってか、
ゲイカップル、ゲイだろうなって人も、たくさん見かけた。

(もしくはラテン系マッチョがとてもゲイゲイしいっていう、、、笑)


一日だけだったけど、滞在したHostel Amigoは、一階のロビーにバー付き。

トイレ・シャワー共同、
4人部屋、
その場で食堂のおばちゃんが焼いてくれるパンケーキという、ホステルにしては
ゴーカな朝ご飯と、カレーライスみたいな何かとタコスの夕ご飯まで付いて、
一晩150ペソ(1ペソ≒US$0.10≒JPY10)、US$15ほど。

ココでのちにオアハカでも一緒に行動してた、フランスのリヨン出身の二人と、
カナダのモントリオール出身の3人組みとお友達になる。

最初の日は、夕方ごろに着いたからエイリーとホステルの周りを
歩いて夜のメキシコ・シティ観光。




公園でやってた盆踊りみたいなの(たぶん)。


飛行機で知り合った、メキシコ・シティ出身の人のおススメで行った、
Cafe Tacubaってレストランでメキシコ来て初のマルガリータとアボカドの
グァカモレとトルティーヤチップスと、Flanフランっていうメキシコのプリンみたいなのを。



1912年創業、内装がコロニアルで、音楽の生演奏もあり、
飛行機で知り合ったChris君、やるじゃん!と、他の彼のおススメの
ところへの期待も上がりまくり。

メキシコのカクテルは、ソルティー・ドッグのカクテルみたいに周りに塩や、
たまには唐辛子までがついて来ることが
多かったけど、あまり好きくなかったなぁー。

レモンやライムと一緒だと、塩気あるの良かったんだけど、甘いのとは、、、

その日の夜は、移動の疲れもあり早めにホステルに戻って就寝。

したいところだったけど、世界を放浪している日本人青年に
ホステルにて目をつけられ、夜中の3時過ぎまで話し相手する羽目に。

9か月ほど、親の歯医者さんを継ぐ前に「世界を見てこよっかなー」と、
バックパッカー中だとかなんとか。

ああ、南米ではハポネス全然いなかったけど、やっと
日本人に出会えた、日本語で話せる、不自由なく話せる相手だ!思って
最初は話しかけて来たのだろうけど。

Annaちゃんが、留学するタイプの人で、コミュニケーションがうまく
いかなかったりで、その滞在している国を嫌いになって帰ってきて
しまうタイプの人のことを書いてたけど、

おそらくってか、彼は生まれも育ちもずっと千葉県で、初めての海外
一人旅、言葉の話せない国々へ初めてのバックパッカー体験で、
留学して、色々うまくいかないタイプの
人たちと同じ、かわいそうなパターンに陥ってた感じ(ひどいけなし様だ)。

なのに、あんなは年上だとか育ちとかそれまでの
経験してきたこと関係なく、そして容赦なく、

実際の「言葉」ってでも、
コミュニケーションの2割りほどしか、役割り果たしてないんだよ、
重要なのは「言葉」じゃないでしょ、

想像力を持って、柔軟にものごと考えなきゃ、
違う文化に入ってってて、「違う」文化を求めてるのと同時に、
自分の来た文化の「当たり前」や「常識」をも求めるって
どゆことよって語ってしまい、

同じ日本人でもコイツは違う、変態だって気づかれ、
話しているうちに、コイツ、日本人でも、なんか、(求めてたのと)違う、
と、(おそらく)思われ。

「君がそういう風に語れるのも、君は違うからだよ、、、」な眼差しを
向けられ、おしまい。

完全に、「(フツーの)日本人とは違う」;自分とは違うんだって捉える
ことによって、自分を守る、自己防衛の考えかた。That's去勢不安☆

ビールおごってくれたからいいや(軽っっ)。

つづく。